黒い車って、洗っても洗ってもすぐ汚れるし、光の加減で細かいキズが目立つ…。
「せっかく時間をかけて洗車したのに、仕上がりがイマイチ」と感じたこと、ありませんか?
きりんパパ私はトヨタのヴェルファイア(202ブラック)に乗り始めた頃は、まさにその繰り返しでした。
黒いボディ特有の艶に憧れて選んだのに、実際は水シミや拭き傷に悩まされる日々。
でもある時、「もしかして道具の選び方が間違っているのかも?」と気づいてから、洗車の結果がガラッと変わりました。
黒いボディは確かにデリケートですが、正しい道具を揃えるだけで驚くほど綺麗に、そして楽に仕上がるんです。



同じように悩んでいる方が、「もう洗車で後悔しない」ようになるきっかけになれば嬉しいです!
なぜ黒い車の洗車は難しいのか?
黒い車のボディは、艶やかで高級感があり、街中でもひときわ存在感を放ちます。
しかし、その美しさを保つのは簡単ではありません。
濃色ボディは光を反射せず、わずかなキズや汚れでも目立ちやすいため、ほかの色よりも洗車の難易度が高いのです。
ここでは、黒い車が「洗ってもすぐに汚れて見える」、「うまく仕上がらない」と感じる主な理由を見ていきましょう!
細かい傷や洗車キズが目立ちやすい
黒いボディは、光を強く反射する明るい色とは違い、わずかなキズでも白く反射して見えてしまう特徴があります。
例えば、
スポンジで強くこすったり、
砂埃がついたまま拭き取ったりすると、
無数の「スワールマーク(円状のキズ)」が浮かび上がってしまいます。
私も最初の頃は、「泡立ちが足りないまま洗ってしまった」り、「乾いたタオルでサッと拭いた」だけで、翌日、太陽の下で愕然としたことがあります。
水シミ(ウォータースポット)ができやすい(目立つ)
黒いボディのもう一つの悩みが、水シミの目立ちやすさです。
洗車後はしっかり拭き取らないと、水道水に含まれるカルシウムやミネラルが乾燥して跡になり、まるで雨染みのように残ってしまいます。
特に夏場の炎天下で洗車すると、水滴がすぐに乾いてしまうため、シミの原因になりやすいです。
このため、黒い車では「素早い拭き取り」や「純水器の使用」といった対策が非常に有効になります。
純水器の使用レビューを別記事で書いていますので、純水器にご興味のある方はぜひご覧ください!


洗いムラ・拭きムラが目立つ
黒い車の艶は、鏡のような反射で魅せるもの。
そのため、わずかなムラや拭き残しもはっきり分かるというデメリットがあります。
私も最初は「乾いてから確認すればいいや」と油断していましたが、あとでライトや太陽光が当たった時にムラだらけだったことが何度もありました。
黒い車では、「日陰での作業」、「セクション(パネル)ごとの丁寧な拭き上げ」がとても大切です!
汚れが目立ちやすいく、頻繁な洗車が必要
黒はほんの少しのホコリや水跡でも目立ちます。
白い車なら気にならない汚れも、黒い車では「くすみ」や「曇り」としてはっきり浮かび上がります。
ただし、正しい道具を使えば、短時間でも十分に綺麗に仕上げられます!
黒い車の洗車は”難しい”けれど”結果が報われる”
黒い車の洗車は確かに手がかかります。
でも、手間をかけた分だけ、仕上がりの美しさは格別です。
太陽の下で深く光る艶やかな黒は、まるで鏡のようで、思わず見とれてしまうほど。



だからこそ、「正しい道具選び」と「丁寧な手順」が何より重要なんです!
次の章では、そんな濃色ボディの洗車を成功させるために、最低限揃えておきたい洗車用具をご紹介します!
濃色車オーナーが最初に揃えるべき洗車用具一覧
黒いボディを綺麗に保つためには、道具選びがすべての出発点です。
高価なコーティング剤を使うよりも、まずは「傷をつけない」、「汚れを残さない」ための基本アイテムを正しく揃えることが大切。



ここでは、私自身が実際に使って「これさえあれば困らない」と感じた最低限の洗車用具を紹介します!
その1|中性化カーシャンプー(優しく汚れを落とす基本)
ボディカラー関係なく、洗車には中性タイプのカーシャンプーが必須アイテムです。
洗浄力が強すぎるアルカリ性や酸性タイプは、コーティングを落としたり、施工方法を誤るとシミの原因になるとがあります。
私は、シュアラスターのカーシャンプーやDETAIL ARTISTの「LUFT」、POMLシリーズのカーシャンプーを使っています。



摩擦を最小限に抑えながら洗えるシャンプーを選びましょう!
- ”泡で洗う”意識を持つ
- バケツの泡は無くならないように注意する
その2|洗車バケツ&スポンジ/ムートンミット
洗車の基本中の基本が、洗車専用のバケツとミットです。
特に黒いボディでは、柔らかいムートンミットが圧倒的におすすめ!
私はバケツを2つ用意し、
「1つは泡用」、「もう1つはミットをすすぐ用」として使っています。
これをするたけで、砂の再付着によるキズを減らすことができます。



この方法はツーバケツ洗車法とも言われています!
- スポンジやムートンミットはボディ用とホイール用で分ける!
(超重要!!) - 使い終わったらよく洗って自然乾燥させる
その3|拭き取りクロス(マイクロファイバークロス)
黒い車の洗車で最もキズを付けやすいのが、拭き取り工程です。
ここで使うクロスをケチると、せっかくの洗車が台無しになります…
おすすめは、高吸水タイプのマイクロファイバークロス。
大判でふんわりした質感のものを選び、
1枚で全体を拭き切ろうとせず、数枚を使い分けるのがコツです。



特に仕上げ用は、柔らかさ重視でボディに優しいものを選ぶと安心です。
- クロスは”押さえて吸う”ように使う
- 同じ面で何度も拭かない(摩擦を避ける)
その4|コーティングスプレー(ツヤと防汚を手軽にプラス)
洗車の仕上げには、スプレータイプのコーティング剤がおすすめです。
濃色ボディは艶の深みが命です!
スプレータイプのコーティング剤は施工が簡単で、ムラになりにくいタイプを選ぶと失敗がありません。
私が良く使うのは、以下の3つ。
- ゼロドロップ(SurLuster製)
- CCウォーターゴールド(ProStaff製)
- Prism Guard Graphene(SPEEVAL製)
どれも拭き取りと同時にツヤ出しができ、黒いボディ特有の”しっとりとした深み”を出してくれます。



施工後、素手で触るとツルッツルになりますよ!
- 濡れたままでも使えるタイプが便利
- パネル毎に少量ずつ施工する
おすすめの簡易コーティング剤は以下の記事で詳しく紹介しています。
簡易コーティング選びに迷っている方は参考にしてみてください!


その5|あると格段に楽になる便利な補助アイテム
ここからは、”あると便利”なサポートアイテムです。
必須ではありませんが、濃色ボディの車の洗車をもっと快適にしてくれます。
- 純水器
水シミの発生を防ぐ強力アイテム。拭き取り途中で乾いてしまってもウォータースポットが付きにくい! - ブロワー
エンブレムやミラー周辺の水を吹き飛ばし、タオルで触れる回数を減らせる。 - 手袋
シャンプーやコーティング剤に直接触れないようにゴム手袋を着用するといい。
手も汚れにくくなる。 - 脚立
ミニバンのようなルーフの位置が高い車の場合、必要になってくる。
これらを揃えておくと、洗車のストレスが一気に減ります!
純水器については、以下の記事で私が使用している純水器「ピュアニッシュPro」を詳しくご紹介しています。


まずは「最低限のセット」で十分!
最初からすべてを揃える必要はありません。
濃色ボディを綺麗にするために大切なのは、正しい道具を正しく使い、洗車を楽しむことです。
慣れてきてから、純水器やコーティング剤など、次のステップに進めばOK。
まずは、本記事で紹介した5つの基本アイテムを揃えるだけで、
濃色車の洗車は見違えるほど楽しく、仕上がりも格段に変わります!
洗車の基本ステップと注意点(道具の使い方解説)
黒い車の洗車で大切なのは、特別なテクニックよりも順番と丁寧さです。
正しいステップで進めるだけで、キズやムラを大きく減らすことができます。



ここでは、私が202ブラックのヴェルファイアを洗う時に実践している、基本の流れを紹介します。
STEP1|まずはたっぷりの水で「予洗い」する
いきなりスポンジで洗い始めるのはNGです。
最初にやるべきなのは、ボディ全体の砂やほこりを水で流すこと。
この予洗いを丁寧に行うだけで、洗車キズのリスクは大きく下がります。
- 高圧で近づけすぎない
- 上から下へ流すのが基本
STEP2|泡で包むようにシャンプーする
次は、カーシャンプーを使った本洗いです。
ここで意識したいのは、「汚れを落とす」よりも「泡で浮かせる」感覚。
ムートンミットにたっぷり泡を含ませ、
力を入れず、ボディの上をなぞるように洗っていきます。
私は必ず、
「ルーフ → ガラス → ボンネット → 側面 → 下回り」
という順番で洗っています。
汚れの少ない場所から進めることで、キズを防止します。
- ゴシゴシこすらない
- 泡が減ったら無理せず足す
STEP3|シャンプー成分をしっかり洗い流す
洗い終わったら、シャンプー成分を残さないようにしっかりすすぎます。
濃色車は、洗剤の残りが白いムラとして目立ちやすいため要注意です。
可能であれば、最後に純水で流すと、水シミ対策として効果的です。
最近は洗車用の純水器も多く商品化されており、自宅でも純水洗車が可能になってきています。
私が実際に使用している純水器については以下の記事で詳しく紹介していますので、気になる方は是非ご覧ください。


STEP4|拭き取りは「スピード」と「優しさ」が命
濃色車の洗車で一番差がでるのが、この拭き取り工程です。
水滴を残したままにすると、水シミやムラの原因になります。
吸水性の高いマイクロファイバークロスを使い、
押さえて水を吸い取るイメージで拭き上げます。
私は、
- まずは大きな水滴を一気に拭く
- 細かい部分はクロスを替えて仕上げる
という2段階で行っています。
- 乾いたタオルでこすらない
(必ず水分を含ませて固く絞ったクロスを使う) - 1枚のタオルを使い続けない



消耗品のクロスはなるべく、安くて使い勝手が良いもを使いたいですよね。
私はコスパと吸水性重視で以下のクロスを使っています!
STEP5|仕上げにコーティングスプレーでツヤを出す
ふき取りが終わったら、スプレータイプのコーティング剤で仕上げます。
ここは「やりすぎない」、「薄く塗り広げる」のがポイント。
パネルごとに少量をスプレーし、柔らかいクロスで軽く延ばすだけで、黒いボディに深いツヤが戻ってきます。
このひと手間があるだけで、次の洗車まで汚れが付きにくくなり、日常の手入れも楽になります。


202ブラックなど濃色車の洗車で意識したい3つの基本
最後に、私が常に意識しているポイントをまとめます。
- 直射日光を避ける
(日陰 or 朝夕がおすすめ) - 触る回数を減らす
(摩擦=キズと考える) - 完璧を求めすぎない
(続けることが最も大切)
でも、正しい道具と手順を身につければ、濃色車を綺麗状態に保つだけでなく、洗車そのものが「楽しみ」に変わっていきます。



洗車が楽しくなれば、より綺麗を求めて研究してしまいますよ!
まとめ|最低限の道具でも艶は出せる!濃色車の洗車を楽しもう
黒い車の洗車は、正直に言って簡単ではありません。
水シミ、洗車キズ、拭きムラ...。
少し油断しただけで、気になるポイントがいくつも出てきます。
でも、ここまで読んで頂いた方なら、
「黒い車=洗車が難しい」のではなく、
「黒い車=道具と手順が大事」だということを感じて頂けたのではないでしょうか?
高価な道具よりも「正しい道具選び」が大切
濃色ボディを綺麗に保つために、
最初から高価な機材やプロ向け用品を揃える必要はありません。
- 中性カーシャンプ―
- 柔らかいムートンミット
- 吸水性の高いマイクロファイバークロス
- 中性カーシャンプー
- 柔らかいムートンミット
- 吸水性の高いマイクロファイバークロス
この最低限のセットを揃えるだけで、洗車キズや失敗の多くは減らすことができます。



「何を使うか」で、仕上がりは本当に変わります。
完璧を目指さなくていい。続けることが一番の近道
濃色ボディの車の洗車で、つい陥りがちなのが「完璧に仕上げようとして疲れてしまう」こと。
私自身も、最初は細かい部分が気になって、洗車が義務のように感じてしまった時期がありました。
でも今は、
無理をしない・やりすぎない・楽しむ
この3つを大切にしています
少し艶が戻っただけでも、
「今日の洗車、悪くないな」
そう思えれば十分です。
黒いボディは手をかけた分だけ応えてくれる
202ブラックのような濃色ボディは、正直、気難しい存在です。
それでも、洗車後に太陽の下で映り込む景色を見たとき、
「やっぱり黒を選んでよかった」と思わせてくれます。
まずは最低限の道具を揃えて、
自分のペースで、黒い愛車との洗車時間を楽しんでみてください。
濃色ボディにとって、最大の天敵はイオンデポジットです。
洗車時におけるイオンデポジットの発生を極限に抑える方法として純水洗車があります。










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