トヨタの『202ブラック』は、深く美しい光沢が魅力の人気カラー。
しかしその反面、
- 少しのキズでも目立つ
- 手洗い洗車が大変
このような悩みを抱えているオーナーも多いのではないでしょうか。
忙しい日常の中で、毎回丁寧に手洗いするのは正直しんどい…。
そんな時に頭をよぎるのが『洗車機に入れても大丈夫?』という疑問です。
この記事では、202ブラックオーナーに向けて、以下の3点について分かりやすく解説します。
- 洗車機の使用は問題ないのか?
- 洗車機のメリット・デメリット
- 手洗いと洗車機の使い分け
- 洗車を継続するコツ
私はこれまで202ブラックの車を乗り継いでおり、202ブラックを所有している期間は6年以上になります。
これまで売却してきた車も非常にきれいな状態で手放してきており、塗装面のダメージを指摘されたことはなく、中古車店の方にはいつも褒められているのが自慢です。

大切な愛車を長く美しく保つためのヒントを、ぜひ最後までチェックしてみて下さい!
202ブラックは洗車機に入れても本当に大丈夫?


『202ブラックの車を洗車機に入れても大丈夫なのか?』というのは、多くのオーナーが一度は悩むポイント。
『洗車機=キズがつく』というイメージが強く、特に黒系の車には洗車機は敬遠されがちです。
しかし、現在の洗車機は昔と比べて大きく進化しています。
最新の洗車機はどれくらい進化している?
洗車機によるキズの原因のひとつに『ブラシの種類』があります。
近年の洗車機は、ブラシ素材や洗浄方式が改良されており、以前より格段にボディに優しい設計になっています。
特に洗車機によるキズの原因となるブラシは、研究・開発が進められ、『布ブラシ』や『スポンジブラシ』を採用した洗車機は、やわらかい素材で摩擦を抑えながら洗浄してくれるため、塗装へのダメージを最小限に抑えることができます。
ブラシの種類 | 素材の柔らかさ | 洗浄力 | キズの付きにくさ |
プラスチックブラシ | × | 〇 | × |
ナイロンブラシ | × | 〇 | × |
ゴムブラシ | △ | △ | △ |
布ブラシ | ◎ | △ | 〇 |
スポンジブラシ | ◎ | ◎ | 〇 |



現在では、スポンジブラシが主流になっています。
さらに、『ノンブラシ洗車機(高圧水洗浄タイプ)』や、『純水洗車』などのオプションが選べる店舗も増えています。
洗車キズのリスクはゼロではない
基本的に202ブラック塗装の車を洗車機に入れると洗車キズが多く発生するのでおすすめしません!
ソリッドカラーの中でも202ブラックは非常に洗車キズが付きやすいカラーなので、ブラシを回転させて強く打ち付ける洗車機ではキズが付く可能性が非常に高いです。
最近の洗車機のブラシはキズが付きにくい!?
どれだけ進化したとはいえ、洗車機による微細な洗車キズのリスクがゼロになるわけではありません。
特に以下のような状況では、注意が必要です。
- 洗車機のブラシが汚れている(管理が行き届いていない店舗)
- ボディに砂や泥が付着したまま洗車機に入れてしまう
- 拭きとり作業で乾いたタオルを使う
つまり、「洗車機=キズだらけになる」という極端な考えではなく、使い方と条件によって結果が変わるという認識が大切です。
実際のユーザー評価や体験談の傾向
SNSやカー系の口コミサイトでは、「202ブラックだけど洗車機で特に問題なし」という声も少なくありません。
とくにコーティング施工車の場合は、洗車キズが目立ちにくく、ある程度の洗車機利用も許容範囲内としている人が多い印象です。
一方で、「やっぱり微細な線キズが気になる」と感じる方もおり、仕上がりへのこだわりや車の使用頻度によって意見は分かれます。
洗車機は”絶対NG”ではなく、条件付きでアリ
結論として、洗車機は条件を整えて使えば202ブラックにとって、十分に選択肢となる方法です。特に以下のような方には洗車機の利用がおすすめできます。
- 時間が取れず、洗車の間隔が空いてしまう
- 屋外駐車で汚れやすく、定期洗車が必須
- コーティング施工済みで最低限の保護がされている。
重要なのは、「洗車キズを完全に避けること」ではなく、「定期的な洗車で塗装を健全に保つこと」です。
そのためには、洗車機を”補助的な手段”として上手に活用していくことが、202ブラックを長く美しく保つポイントになります。



次章では、洗車機の具体的なメリットとデメリットについて詳しく解説していきます。
洗車機を使うメリットとデメリット


洗車機を使うことに抵抗がある202ブラックのオーナーも多いと思いますが、メリットとデメリットを正しく理解することが、使いこなすための第一歩です。
メリット①|とにかく手軽で時短になる
洗車機最大のメリットは、手軽さとスピードです。
手洗い洗車では準備から片付けまで1~2時間かかることもありますが、洗車機なら5~10分で完了します。
仕事帰りや買い物のついでにサッと寄れる手軽さは、忙しい人にとって大きな魅力です。
202ブラックのように汚れが目立ちやすいカラーこそ、頻度を保つことが美観を維持するカギです。
メリット②|一定の仕上がりが安定して得られる
洗車機はプログラム通りに動作するため、誰が使っても仕上がりが安定しやすいというメリットもあります。
手洗いだと水の拭き残しやムラが出ることもありますが、洗車機の乾燥機能やコース選択によって、一定の品質が担保されやすくなっています。
さらに、最近では「撥水コート付き洗車」や「泡洗車コース」なども用意されており、単なる水洗い以上のケアも可能になっています。
デメリット①|細かなキズが入る可能性はゼロではない
洗車機の最大の懸念点が細かな洗車キズです。
特に汚れがこびりついていたり、ブラシに他の車の砂粒などが残っていた李すると、細かいスクラッチが入りやすくなります。
気になる方は、「布ブラシ」や「ノンブラシ洗車機(高圧水だけで洗う)」を選ぶことで、キズのリスクをさらに下げられます。
デメリット②|仕上げの拭き取りでキズがつくことも
意外と盲点なのが、洗車後の拭き取り作業。
店舗によっては備え付けのタオルが用意されていますが、これを使いまわすことで、キズの原因になることがあります。
自分で柔らかいマイクロファイバークロスを持参し、優しく水分を拭き取るだけでも、ボディへのダメージを大きく減らせます。



私のお気に入りのマイクロファイバークロスです。
- 吸水性よし
- サイズ感ピッタリ
- 黄色なので汚れたのが分かりやすい
※交換時の目安委になる


デメリット③|料金や機種に差がある
洗車機の性能や使えるオプションは、設置されている店舗によって大きく異なります。
古いタイプのブラシを使っていたり、メンテナンスが行き届いていない場合は、かえって塗装に負担をかける恐れも。



そのため、信頼できる店舗を見つけておくことも重要なポイントです。
洗車機の結論|リスクはあるが、使い方次第で十分アリ
洗車機にはメリット・デメリット両方がありますが、リスクを理解し、工夫して使えば、十分に活用できる手段です。
むしろ、洗車の頻度が落ちて塗装が汚れっぱなしになる方が、202ブラックにとっては悪影響になります。
次章から、洗車機と手洗い洗車をどう使い分ければよいのか、より実践的な視点でご紹介していきます。
洗車機と手洗いの上手な使い分け方


202ブラックのようなデリケートな塗装は、ただ”洗う”だけでなく、どの方法で洗うかを選ぶことが非常に重要です。
ここでは、洗車機と手洗いをどのように使い分ければよいのか、目的別に具体的なパターンを紹介します。
基本は「普段の汚れ=洗車機」「気になる時=手洗い」
普段の軽い汚れ(ホコリ、花粉、水垢の前段階)であれば、洗車機で定期的にサッと落とすのが効率的です。
ただし、以下のようなケースでは手洗い洗車を選ぶのがおすすめです。
- 泥汚れや黄砂がボディに多く付着している
- 雨染みや水アカが気になり始めた
- 洗車キズをできるだけ避けたいとき
- コーティング施工直後など、デリケートな状態のとき
つまり、「日常ケアは洗車機で済ませて、気になったら手洗いでじっくり」というスタンスが最も現実的です。
コーティング車は洗車機との併用も有効
202ブラックを長くキレイに保つには、ボディコーティングの施工が非常に効果的です。コーティングによって塗装表面に保護層ができることで、洗車キズの入り方が軽減され、洗車機との相性も良くなります。



コーティング施工後の洗車機利用時には、以下のような配慮をするとより安心です。
- 「撥水コート洗車」などコーティング対応のメニューを選ぶ
- ノンブラシや布ブラシを選べる店舗を利用する
- 月に1~2回の頻度で軽く汚れを落とす程度に使う
季節や譲許杖洗い方を変える
洗車の方法は、季節や駐車環境によっても最適な選択が変わります。
以下に、季節別おすすめ洗車方法をまとめました。
季節 | 洗車方法の使い分け |
春(花粉・黄砂) | 水圧の高い洗車機+手洗いでの仕上げ |
夏(強い日差し) | 手洗いで日陰洗車、洗車機は早朝か夕方に利用 |
秋(落ち葉やほこり) | 洗車機での簡易洗車を高頻度で行う |
冬(融雪剤・泥) | 下回りの洗浄可能な洗車機+定期的な手洗いで保護層の維持 |
特に冬場は、融雪剤が塗装を傷めたり、下回りがサビる原因になるため、洗車機で下回り洗浄を含むコースを選ぶと安心です。
「完璧」より「継続しやすさ」を優先する
完璧な仕上がりを求めて毎回手洗いにこだわってしまうと、時間が無くなったときに洗車自体を先延ばしにしてしまうことありませんか?



そのため、”洗わない”より”洗車機ででも洗う”方が圧倒的に良いという考え方も重要です。
そのためには、自分の生活スタイル合った方法で「洗車の習慣」を維持することが最大のポイントです。
次章では、洗車キズを最小限に抑えるための具体的なポイントを解説していきます。
洗車機を使うときに気をつけたいポイント


洗車機は便利な一方で、使い方を間違えると塗装にダメージを与えるリスクもあります。特に202ブラックのような繊細な塗装では、ちょっとした工夫や注意で仕上がりの差が大きく出ることも。



ここでは、洗車機を使う際に実践したい具体的なポイントを解説します。
ポイント①|ブラシの種類を確認する
洗車機には「布ブラシ」「スポンジブラシ」「ノンブラシ(高圧水タイプ)」などの種類があります。可能であれば、できるだけ”柔らかい素材”のブラシタイプを選ぶことが基本です。
- 布ブラシ(ソフトブラシ):比較的キズが入りにくく、現在の主流
- スポンジブラシ:やや硬めのものもあり注意が必要
- ノンブラシ:直接触れない分キズは付きにくいが、洗浄力が弱いことも
ポイント②|高圧予洗いができる店舗を選ぶ
洗車キズの多くは、「最初にボディに付着している砂や泥」がブラシで引きずられることで発生します。
そのため、高圧の水で事前にボディ表面を洗い流せる洗車機を選ぶのが理想です。
また、手動で高圧洗浄ができる設備併設されている場合は、洗車前に一度水をかけておくだけでもかなり効果があります。
ポイント➂|風の強い日・直射日光下は避ける
風が強い日や直射日光が照りつける時間帯は、洗車後の拭き取り前に水ジミや乾燥跡が残りやすくなります。
特にブラック系の塗装はウォータースポットが目立ちやすいため注意が必要です。
おすすめの時間帯は、朝か夕方、または曇りの日。



仕上がりにも差が出るので、天候や時間帯も意識して洗車機を使いましょう!
ポイント④|拭き上げは自前のクロスでやさしく
洗車機後の水滴をそのままにしておくと、水ジミ(イオンデポジット)の原因になります。
備え付けのタオルを使うと他人の汚れが付いている可能性もあるため、自分専用のマイクロファイバークロスを持参するのがおすすめです。
- クロスは繊維の細かい高品質なものを
- 服というより、「水分を抑えて吸い取る」感覚で優しく
- コーティング施工車は撫でるように拭き取り


ポイント⑤|仕上げに簡易コーティングをプラス
洗車後のボディ表面は、汚れが落ちてコーティング剤が定着しやすい状態になっています。
そこで、スプレー式の簡易コーティング剤をサッと塗布するだけで、光沢や撥水性を手軽にキープできます。
手間は最小限、見た目の満足感は大幅アップ。
月1回程度取り入れるだけでも、202ブラックの”映える黒”を長く楽しめます。
結論|正しい使い方をすれば洗車機は強い味方
洗車機は「キズが入るから避けるべき」ではなく、使い方次第で十分に活用できるメンテナンスツールです。
細かなポイントを押さえれば、時短と美観維持のバランスが取れた理想的な洗車が実現できます。
洗車のストレスを減らしつつ、塗装を美しく保つために


202ブラックのような美しい漆黒の塗装は、ひときわ高級感があり、所有する喜びもひとしおです。
しかし、その美しさを保つには手間も神経も使うのが事実。
「洗車委に入れて大丈夫なのか?」という悩みは、その塗装を大切に思うからこそ生まれるものです。
完璧を目指すより、「続けられる洗車」
この記事でお伝えしてきたように、洗車キズは完全には避けられないという現実があります。
洗車を怠れば、水アカ・鉄粉・紫外線などで塗装がどんどん傷み、最終的にはツヤが失われてしまいます。
洗車機と手洗いを上手に使い分け、ストレスなく洗車を続けていける環境を作ることが、結果的に塗装を美しく保つ最良の方法です。
こまめなケアが塗装寿命を伸ばす
以下のようなシンプルな習慣が、202ブラックを長く輝かせる秘訣です。
- 普段は洗車機でサッと汚れを落とす
- 気になるときは丁寧に手洗い
- 定期的に簡易コーティングをプラス
- 日差しや風の強い日は洗車を避ける



こうした日常ケアを無理なく続けることで、塗装の劣化を大幅に遅らせることができます。
「自分に合った方法」で、愛車と時間をもっと快適に
洗車は「面倒な作業」になってしまうと、どうしても後回しになります。



洗車後のヌルテカな202ブラックは非常に満足度が高いですよ!
洗車機を賢く活用することで、あなたの愛車・202ブラックの輝きを無理なく・長く守り続けることができます。
少し肩の力を抜いて、自分なりの洗車スタイルを見つけてみてください。
まとめ|洗車機は”使い方次第”で202ブラックの味方になる
トヨタの202ブラックは非常に美しい反面、手入れが難しいデリケートな塗装です。そのため、洗車機の利用には不安に感じる方も多いでしょう。
しかし、最近の洗車機は格段に性能が向上しており、正しい使い方をすれば洗車キズのリスクを抑えつつ時短・効率化が可能です。
重要なのは、「洗車機=NG」と決めつけるのではなく、手洗いと上手に使い分けながら塗装を健全な状態に保つこと。
以下のような視点で判断すれば、洗車に対するストレスも軽減されます!
- 洗車機を使う前に性能やブラシの種類を確認する
- 高圧予洗いやマイクロファイバークロスを活用する
- 天候や時間帯を意識して水ジミを防ぐ
- 洗車後の簡易コーティングで美観をキープする
洗車は手間をかけ過ぎると続かず、手抜き過ぎると塗装を傷めてしまいます。



無理なく続けられる洗車方法こそが202ブラックを長く美しく保つコツです!
屋外保管、屋外洗車で202ブラックを綺麗に保つための方法も紹介していますので手洗い洗車の方法を知りたい方には以下の記事もおすすめです。


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